株式会社プラグマ

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- お客さまの声 -

Funプラグマ
Vol.12
「伝える」ことから広がる 「つながり」を感じる社会を目指して
株式会社アイグロース
代表
中野 泰さん
「FUNプラグマ」の第12回目にご登壇いただくのは、人と組織を最適化して活性させる人事のお仕事から法務のお仕事まで社会保険労務士、行政書士として幅広く、「人」と「法律」に特化したコンサルティングオフィス事業を展開されている、株式会社アイグロース(中野人事法務事務所)(http://www.nakano-sr.com/)代表 中野 泰さんです。2006年から会計・税務サービスをご利用いただいています。スタートアップから手薄になりがちな管理部門のお仕事。その重要性と魅力、中野様の夜のお仕事、14年となるプラグマとのおつきあいに至るまで、今回も盛りだくさんの内容でお届け致します。
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  • 会計・税務

起業の決意と葛藤の日々

武石:本日はお忙しい中ご登壇いただき、ありがとうございます。2003年11月の起業から17年が経ちました。まずは起業のきっかけについて、お伺いしてもよろしいでしょうか。

 

中野:4社でサラリーマンを経験後、社会保険労務士の資格取得をきっかけに起業しました。

1社目は営業活動を担当しておりましたが、2社目・3社目では、自社の人事スタッフとして取り組んでまいりました。そして、4社目では人事コンサルタントとして、他社の組織・人事改革に携わりました。4社目に在籍中、社会保険労務士試験に合格。1社目を退職する頃から目標にしていた起業を決意し、自宅マンションを事務所として開所しました。

 

武石:起業当初のお仕事について教えてください。

 

中野:起業した初月は前職の社長さんのご厚意で、退職までに間に合わなかった引継ぎ業務を業務委託としてご発注いただきました。ただ、引継ぎもその月のうちに終わってしまい、2ヶ月目は売上0円に。働かないとお金はもらえないという、当たり前のことを痛感しました。一方、支出の方は毎月の生活費に加え、仕事に伴う経費がかかります。当時は住宅ローンも抱えていました。そんなわけで貯蓄残高はどんどん減っていき、追い詰められていく毎日を過ごしておりました。

そんなある日、プラグマさんから埼玉県内で自動車販売業を営んでいる会社をご紹介いただきました。この会社が当社のお客さま第1号です。こちらの会社では主に社会保険手続きの代行業務をしておりましたが、ある日、「年金事務所による社会保険の調査が行われることになったので、対応をお願いしたい」というご依頼をいただきました。社会保険に加入すべき人が漏れなく加入しているか、適正な社会保険料が納められているかなどがチェックされます。しかも当日は年金事務所の人に加えて、会計検査院の人もやってきました。

 

武石:会計検査院の方が社会保険の調査に何のために一緒に来るのでしょうか?

 

中野:年金事務所が適正に調査をしているかをチェックするためです。なので、年金事務所側もいつも以上にきちんと調査を行う傾向があるため、準備する側もしっかりとした対応が求められます。正直キツイ!お仕事なワケです。

 

武石:緊張が続くお仕事ですね。

 

中野:もともと真面目に運営をしていた会社さんではありましたが、指摘される可能性のあるポイントと当日の対応方法をお伝えし、了解を取っておきました。そして当日。お客さまの人事スタッフの方々と一丸となって取り組んだことが功を奏し、無事、調査を乗り切ることができました。調査を終えて年金事務所や会計検査院の方々がいなくなると、みんなの緊張が一気にほぐれ、歓声とともに皆で握手をしあいました。この一件でお客さまからのご信頼をいただくことができたようです。その日以来、採用・研修など、人事・労務に関する幅広い相談をいただけるようになりました。

経営者としての意識の変化

武石:起業されてからお仕事に向き合う姿勢や考え方に変化はありましたか?

 

中野:ありました。サラリーマンの時は、仕事は会社が与えるものだと、受身的に考えていました。でも起業して、仕事がないと本当に飯が食えない、家族も養えないという現実を突きつけられました。

それでは仕事をいただくためにはどうしたらいいのか?それは、この人なら任せた仕事はしっかりやってくれるという「信頼」を勝ち得るほかないんですよね。それでは目に見えない信頼をもらうにはどうしたらいいのか?何か自分から行動していかないと信頼してもらうチャンスがないということに気づきました。

 

武石:どんなことを始められたんですか?

 

中野風が吹けば桶屋が儲かる方式です。

 

一同:風が吹けば桶屋が儲かる方式!?ですか?

 

中野:はい。社会に対してよいことをすれば、社会から還元してもらえるのではないかという仮説を立てたんです。

深層心理学者のユングによると、潜在意識の深いところでは人間の意識がつながっているのだそうです。ということは、Aさんにいいことをしたら、Aさんから返してもらわなくても、プラスのエネルギーは社会をめぐり、いつかどこかで自分に返ってくるのではないかと思ったんです。潜在意識の世界には境界線がありませんから、”ビジネスで知り合っている人”と”プライベートで知り合っている人”の境界線もありません。例えば、“ビジネスで知り合っている人”に対して何かいいことをすれば、それをきっかけに潜在意識の世界にプラスのエネルギーが流れはじめて社会をめぐり、最終的には“プライベートで知り合っている人”を通して私に何か還元されるかもしれません。その逆に、“プライベートで知り合っている人”にいいことをすれば、巡り巡って、“ビジネスで知り合っている人”から何か還元してもらえるかもしれない…というように考えることにしました。本当かどうかは分かりませんが、まずは自分が立てた仮説を信じて、今までは正直面倒だなぁと思うようなことも積極的にやってみようと。

 

中井:どんなことを実践されたのでしょうか?

 

中野:といっても、そんな大したことはしていません。例えば、昔から飲み会は大好きだったのですが、幹事は面倒なので引き受けたことがありませんでした。そこで気持ちを入れ替えて、幹事を率先して引き受けてみました。まぁ、その程度のことです。

ただ、ドラマのようにいいことをしたらすぐに自分に返ってくるわけではありません。気がついたら仮説を元に実践し始めてから1年が経とうとしていました。もう米びつの底が見えるくらいの限界を迎えつつありました。

もうダメか!と諦めかけていたその時、複数のスポット契約の話が舞い込んできました。このおかげで2ヶ月くらいは食いつなぐことができる目処が立ちましたが、そうは言ってもスポット案件。仕事をしてご料金をいただけばそれでおしまいです。「まぁ、それでもいいじゃないか。とにかく限界が来るその日までお客さまの役に立とう。」と心に決めたところ、立て続けに定期的収入につながる顧問契約をいただくことができました。このおかげで、なんとかこの世界でご飯が食べられるくらいは稼げるようになりました。本当に救われた思いでした。

 

三城:つながりを大切にして、ひとつひとつ丁寧に掘り下げていくことは時間も労力もかかりますよね?

 

中野:そうなんです。起業して3年目に入った頃、お陰様でとても忙しくなりました。

ただ、今度は忙しすぎて、夜中の3時になってようやく翌朝10時からのお客さまとのミーティングに備えた提案資料を作り始めるような日々が続くようになりました。いくら相手とのつながりを大切にして社会に貢献しようとしても、これでは自分の体がもちません。そんな時、社長仲間でもあり、お客さまでもある方から「中野さん一人の力では限界がありますよ。助けてくれる仲間を作ってみてはどうですか?」と提案がありました。全部一人でやらなくても、一緒に働いてくれるスタッフがいればちゃんとやってくれますよ。と。

 

中井:それまで仲間を探さなかった理由などはあったのでしょうか?

 

中野:もともと私は面倒見がいい方でもなかったので、正直なところ、人を雇うことに抵抗があったんです。ひとりの方が気楽でいいなと思っていました。でも自分がこの仕事を続けて、微力ながら社会に貢献し続けていくためには、同じ志をもつ仲間という存在が大切だと感じたんです。思い立ったが吉日、早速一緒に働く仲間を探し始めました。これを機にオフィスを構え、これは!と思う人を採用。一緒に働くようになってから、一部とはいえ、自分の仕事を手伝ってくれるスタッフという存在のありがたさを実感しました。彼が引き受けてくれた仕事のおかげで、緊急を要する仕事の比率が減り、緊急ではないものの重要な仕事に手をつけることができるようになりました。このおかげなのか、はたまたスタッフが幸運を引き寄せてくれたのか、夜中まで仕事をすることがなくなる一方、売上は伸びていくようになりました。

一人で働くことと複数で働くことの違い、そして何よりも一緒に働いてくれるスタッフというか仲間というか、彼のありがたさが身にしみました。この経験が私流の社内マネジメントを行う上での、土台となる価値観となりました。

 

武石:中野さんは一緒に働く仲間という表現をされていますが、仲間と志を共にするために何か取り組まれていることなどありますか?

 

中野:当社では入社前後に2つの研修を行っていただいています。1つ目は「内観」。自分の内面を観察する研修です。2つ目は屋外で思いっきり体を動かして、肉体の限界に挑戦する研修です。

 

武石:実際にどんなことをするのでしょうか?

 

中野:簡単に言いますと、内観の方は今までの人生を通して、関わった人との思い出を振り返ります。単に思い出すだけではありません。「その人にお世話になったこと」「その人に迷惑をかけたこと」「その人にしてあげたこと」の3つの観点で振り返ります。私は人生が行き詰まっていた29歳の時に内観を経験しました。それまでは正直なところ「自分の人生は自分ひとりの力で築いてきた」と思い込んでおりました。でもそれは、とんでもない思い違いでした。「自分はこれまでの人生、数え切れないくらい多くの人にお世話になっているし、こんなに迷惑をかけてきた。それなのにそのことに全く気づかず、『オレは自分の力だけでここまで来た』と考えてきたとは!なんて恥ずかしいことだ。きっとこれからもいろいろな人のお世話になるし、迷惑もかけ続けるんだろう。でも、これからは微々たる力かもしれないけど、自分も全力で周りの人をサポートする側にも回っていこう。得だ損だなんて考えるのは大間違いだ。」と気づきました。この研修のおかげで、私は精神的に生まれ変わったんです。

もう一つの研修は、2泊3日、たまたまその時集まった参加者と一緒になって、さまざまなチャレンジをする研修です。例えば崖を登ってみたり、自転車で遠くまで行ったりします。性別に関係なく同じ試練が与えられます。みんなで協力しながらミッションをクリアすることで、いろんな発見や気づきがあります。内観は精神面でのチャレンジだとすれば、こちらは肉体面でのチャレンジですね。

自分が今ここにこうしていることができることの感謝と貢献の気持ち、さまざまな困難に立ち向かうチャレンジスピリット。これらを共有・深化していくことで仲間同士の絆を深めていこうと思っています。

 

武石:すみません、勝手にもっと人事の方向けの専門的な研修をイメージしていました。

 

中野:今申し上げた2つの研修以外にも、時折チャレンジ企画を行っています。

今までやったチャレンジですと、富士山登山、横浜駅から北千住にある自社までの約40kmを歩き続けるチャレンジ。山手線沿いを歩いて一周。利根川の土手の道をママチャリで漕ぎまくり、75km離れた銚子の海を目指したこともありました。最近では、長野の善光寺を目指して75km離れたところから歩き続けるというチャレンジもやりました。

一方、仕事に直結する内容の研修は、各自が興味あるものを自分で見つけ、受講してもらっています。こちらの研修は、知識は身につきますが、チャレンジ精神やチームワーク、人間性の向上という観点では、あまり役に立ちません。こちらの方は、当社ならではのチャレンジ企画を通して、身につけてもらおうと思って、取り組んでいます。

東洋思想との出会い

武石:ここでプラグマのFacebookライブでも紹介させていただきましたが…。中野さんは実は夜のお仕事もお持ちなんですよね?その夜のお仕事「東洋思想」との出会いについてお伺いしてもよろしいでしょうか?

 

中野「夜の仕事」というとなんだかアヤしい響きがありますよね(笑)。人事・労務の仕事は日中行っているので「昼の仕事」、東洋思想の普及啓蒙活動は昼の仕事が終わった夜に講座を開くことが多いので、「夜の仕事」と言っています。

私を東洋思想の世界と結びつけてくれたきっかけは、ご縁ある人に毎月お送りしているお便りでした。毎月お客さまへ請求書を送付しますよね。ふと、請求書を受け取った時の気持ちってどんなだろう?と考えたんです。先ほどお伝えしましたが私自身、資金繰りが厳しい時もありました。そんな時に住民税や国民健康保険料の請求書が来ると、正直、破り捨てたくなった時もありました。まぁ、それは冗談で、もちろんちゃんと支払いましたけど。請求書というのは「お金をください」というお願いですから、支払う側からすると、あまり嬉しいお知らせではないような気がしたんです。そこで、少しでも請求書の封筒を開ける時に楽しみになる要素を盛り込みたいと思ったんですよ。そこでその時々の人事ネタや自分の近況を記したお便りを同封することをはじめました。起業してしばらくしてから、現在まで毎月送り続けています。

 

三城:今では中野さんの中で一番重い仕事になりつつあるとか?

 

中野:無料でお配りしている割に、結構な時間と労力を使っていますからね(苦笑)。書き始めて数年間のお便りの内容は「リーダーシップとは?」「マネージメントって?」という人事寄りのネタに始まり、「幸せとは何か?」「人は何のために働くのか?」というようなことも書いていました。ある時、そのお便りを読んでくださっている知人の方が、「中野さんがお便りで書いている内容は、私が今習っている講座の師匠が言っていることと似ていますよ」と教えてくださったんです。「もしよかったら一度講座に来てみませんか?」と。それが東洋思想との出会いでした。

 

中井:受けられた時の感想はいかがでしたか?

 

中野:心がきれいになっていくし、一つ一つの判断にブレがなくなっていく感じがしました。一言でいうと「元々元気だけど、より一層元気になっていく」感じがしました。私は「関わる人を元気にする」ことを自分の人生のテーマにしています。そう考えると、師匠の講座を受けて自分が元気になるだけではもったいない。東洋思想をしっかり学んで、自分も広めていく側に回りたい!そう決意しました。ただ、東洋思想は広く深い学問なので全部を学んでから講師をしようとすると、とてつもなく長い時間がかかります。正直、一生かけて学んでも、全てを学び切ることはできないでしょう。だから、自分にご縁がある人に東洋思想を広めていきながら、自分自身も学びを深め、より中身の濃い内容を伝えることができるようになろう。そう思って未熟者ではありますが、普及啓蒙活動もスタートさせました。

 

武石:ここから夜のお仕事がスタートしたんですね。人事のお仕事も軌道にのり忙しい日々の中で新しい学問への挑戦に抵抗はなかったのでしょうか?

 

中野:サラリーマン時代の上司が、「中野君、人事という一つの武器だけで1番になるのはとてつもなく大変だよ。でも、人事もできて、英語もできる人というのは一気に希少価値が増すんだよ。一つの武器だけで勝負せずに、複数の得意技で勝負するといいよ。」とアドバイスをしてくれたことがあるんです。「関わる人を元気にする」という人生テーマに沿って生きていくために、人事・労務分野の武器と、東洋思想の武器を重ね合わせることができたら、これはスゴイことになるのではないか。そう考えると、むしろワクワクしてきました。

 

中井:広く深い東洋思想ですが、どのように勉強されているのでしょうか?

 

中野:昔の文献を読んだり、私が「この人はホンモノだ!」と思っている著者の解説本を読んだりしながら勉強しています。とはいえ、東洋思想は「知っている」だけでは「知っている」ことにはなりません。実際に知っていることを活かした行動を取って、初めて「知っている」と言えるんです。そこで、ここ数年は日々の実生活に学びを活かしていくことに注力しています。昔と比べ本を読んでいる時間よりも、人と話したり実践したりする時間の方が多くなってきました。

2つのお仕事のつながりとは

武石:昼の人事のお仕事と夜の東洋思想のお仕事。2つの仕事につながる点などありましたら、教えてください。

 

中野:例えば、仕事のことや金銭的なことが原因で、精神的に追い込まれてしまい、心を病んでしまった従業員の方がいたんですよ。この従業員が雇われている会社の経営者さんから「自分はどうしたらよいか?」とご相談をいただきました。この従業員の方は、会社の創業メンバーの一人であり、経営者の方と二人三脚で歩んできた人だったんですよ。家族ぐるみのつきあいもしていたくらいだったので、経営者の方は「こいつが死ぬならオレも死ぬ!」くらいの覚悟を決めたそうで、激甚なショック受けていらっしゃいました。労務相談的には労働基準法に沿ったアドバイスをすればいいのですが、それだけでは経営者さんの心は晴れません。こういう時に東洋思想の出番です。経営者の方の心に寄り添うことを心がけつつ、経営者の方にとって今回の出来事が起きた意味について考えていくのです。一緒に話し合っていくうちに「経営者と社労士」という関係性から「人間同士」という関係性に変わっていくような気がしました。正直なところ、この経営者さんの心がどれだけ晴れたのかは、分かりません。でも、こういう時にこの思想を学んでいてよかったと心から思います。人が深刻な問題に直面した時の向き合い方を一緒に考える時に、東洋思想は強い味方になってくれます

 

三城:中野さんが感じる東洋思想の魅力が他にもありましたら、教えてください。

 

中野:東洋思想を支える根幹は、「実はこの世界の全てがひとつながりだ」ということです。目に見えるものも見えないものも実はつながっています。常識的には、私も中井さんも三城さんも武石さんも、みんな別々の人間ではありますが、そういう捉え方が唯一絶対の捉え方ではないんですよ。人間同士だけではなく、人間とモノもつながっています。浅い例え話で恐縮ですが、例えばテニスをするときはラケットを持ちますよね。自分は人間、ラケットはモノ。別々のものであるはずですが、習熟レベルが上ってくると、自分の手の延長にラケットがあるという感覚というか、ラケットの先まで神経が行き渡っている感覚というか…。こんな瞬間を感じることがあると思います。一見バラバラに見えるものが、実はつながっている…そういうモノの見方が東洋思想の根幹を形作っています。こういうモノの見方が、ほんと面白いし、奥が深いと思っています。

 

武石:コロナ禍で不確実で予測不可能な世界に、どう対応していくのかが注目されていますね。そこで必要になってくるのが今までの分断思考ではなく、つながりを感じることだといわれています。今まで自分とは「別」だと思っていたものにつながりを見出し、対話をしていくことが求められています。中野さんの発見された東洋思想の共通点は、今私たちが求められるスキルと通じる点が多いように感じました。

 

中野:そうですね。みんなが分断思考をやめ、自分の周りをひとつながり的な感覚で捉えたら、世界で起きている戦争もなくなるでしょうし、今起きているさまざまな問題も乗り越えられると感じています。なぜなら大半の問題は「自分とそれ以外の存在」というように分断して捉えることが根っこになっているからです。自分とは違う他人だと思うから戦争になるんですよ。他人が実は自分でもあると思えるようになったらどうでしょうか?自分が自分に戦争を仕掛ける人はいないでしょうから、戦争がなくなるわけです。自然破壊も同じ。自分と自然を分けて考えるから自然を破壊してもいいという発想になるんです。自然とは自分でもあると本気で思えたら、自分を大切にするのと同じように自然を大切にすると思いますよ。私は約10年前までこういう発想に気づくことなく、分断思考で生きてきたように思いますが、東洋思想に出合って、モノの見方が変わりました。遅ればせながらこうしたことに気づいたからには、こうしたことに気づく人を一人でも増やすために、自分ができること…東洋思想の普及啓蒙活動に邁進していかなければ!と強く感じています。

 

武石:東洋思想という枠組みでずっとお話を進めてきましたが、つながりを感じる世界観は西洋の思想でも存在しそうですね。

 

中野:そう思います。西洋と東洋。それも人間が持つ分断思考に基づいて、人間が勝手に西洋と東洋の境界線を作り出しただけです。真理は常に一緒ですたくさんの人が分断思考から解放されつながりを感じるお手伝いをこれからも続けていきたいです

プラグマをご利用いただいての印象

武石:プラグマスタッフにもぜひまたご講話いただきたいです。2006年から14年と長いお付き合いとなりますが、プラグマへの忌憚なきご意見をいただいてもよろしいでしょうか?

 

中野:おつきあいも長いので何人かの方に担当していただいていますが、どの方にも共通して言えることは、丁寧で心のこもったサービスを迅速にされていることです。また電話で税務相談をさせていただくこともしばしばあるのですが、ほとんどがその場で即答してくださるので大変ありがたいです。丁寧で迅速なサービスが私にとっては大変刺激にもなっていまして、自社もこうありたいなぁと常々思っています。実務を担当なさっている方もコツコツ丁寧に報連相を欠かさずやってくださっているので、安心して任せられます。

 

武石:ありがとうございます。役員の中井以外全員女性のプラグマですが、何か今までサービスを受けられていて女性ならではと感じたこと、逆に物足りないと感じられたことはありますか?

 

中野:やはり提出いただく資料やそれに添えられている言葉ひとつひとつが丁寧で、母性というか思いやりを感じます。本業で手一杯の経営者の方にとって、このようなスタンスで接してくださるのはとても心強いと思います。きっとこれは社内の雰囲気もよいからだと感じています。私は、組織というのは経営者の心を映し出す鏡だと考えています。プラグマさんに所属しているスタッフの皆さんや文化・社風というものは、堀口さん、中井さん、三城さん3名の心映えでもあります。素晴らしい方々が会社の中心にいらっしゃるなと思っています。

 

武石:役員の話が出たところで前職から、堀口、中井、三城をご存知の中野さんに3名それぞれの印象についてお伺いしてもよろしいでしょうか。

 

中野:中井さんは生粋の江戸っ子でありながら、春の陽だまりのような温かい方です。ある時皇居の周囲を一緒に走りましたが、中井さんに追いつくことができません。聞くところによるとフルマラソンを3時間台で走られるとか。優しく、対応が柔らかいのに愚直でストイックな部分も持ち合わせている方だと思っています。そのストイックさは仕事においても感じていて、お客さま目線でトコトン考える姿勢は私も見習おうと思っています。

 

武石:私も南魚沼で中井とランしましたが、いつそんなに練習しているのかな?と思うほどの速さでした。次に堀口はいかがでしょうか?

 

中野:堀口さんはサバサバした印象ですがホスピタリティもあって、今まで私が経理のお仕事をされている方で出会ったことのないような方ですね。お互い経営者という立場になって、情報交換や悩みも共有しています。今は東洋思想も一緒に学んでいます。

 

中井:堀口は歴女でもあるので、昔からの考えに触れるのは勉強になると言っていました。

 

中野:三城さんは人の懐に飛び込む天性の才能がありますよね。初めて会った人であっても、すぐに仲よくなったり、信頼を勝ち得ることができる人だとお見受けしています。私が社会保険労務士の試験に3回落ちて、半ば諦めかけていた時に背中を強く推してくれたのも三城さんでした。今の私が社会保険労務士として仕事ができるのも、振り返ってみれば三城さんのおかげです。

 

武石:3本の矢の教えのような3人だと私も感じています。最後に今後取り組んでいきたいことについて教えていただいてよろしいでしょうか?

これからも大切にしていきたいこと

中野お客さまに対して貢献していくことももちろん大切なことですが、それと同じくらい、一緒に働いてくれるスタッフを大切にしていきたいと思っています。スタッフは私にとっては仲間であると同時に、「弟」「妹」でもあると思ってつきあうようにしています。そして彼ら・彼女らの幸せを心から願っています。どのようにすればスタッフが長い目で見て幸せな人生を送ることができるのか?そのために自分ができることは都度、精一杯取り組んでいこうと思っています。

自分自身としては「教える」「伝える」が自分の天職だと思っているので、その活動をこれからも続けてさらに磨きをかけたいですね。

 

中井:これからも昼のお仕事、夜のお仕事両方目が離せなそうですね。しっかりと伴走させていいただきます。本日はありがとうございました。

アイグロース 様にご利用頂いているサービス

「会計・税務サービス」をご利用いただいております。月次決算業務(伝票起票、証憑ファイルなど)、年次決算業務を軸に、オプションで幅広い会計・税務業務をお手伝いさせていただいております。

株式会社アイグロース

会社名
株式会社アイグロース/中野人事法務事務所
本社住所
〒120-0034
東京都足立区千住1-4-1 東京芸術センター1501号室
電話番号
03-6914-8848
代表
中野泰
創業
2003年11月01日
資本金
100万円
従業員数
10名
事業内容
・人事・労務に関するご相談対応
・就業規則に関するコンサルティング
・東洋思想を織り交ぜた人間力UP研修
・助成金に関するコンサルティング
・給与・社会保険各種手続き
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