- 未来経営
未来会計の現場④ 『企業が継続する定石~その3~』
先日、和歌山にある
アドベンチャーワールドに行ってきました。
わざわざパンダだけを見に行ったの?と
驚かれたのですが
そうです、パンダだけを見に行ったんです。
ですが、アドベンチャーワールドには
企業が継続する定石
その3「強みを持続的に構築する」
体質があるという気づきもありました。
ガラス越しでなく息遣いも感じる距離で
生活するパンダに会える工夫。
そして、最大の強みであるパンダのみに頼ることなく
様々な動物の繁殖や生育で日本初だったり
日本一だったり。
お客さんとの触れ合いを重視したショーや
アトラクションは想像をはるかに超えて圧巻。
実際に動物園としては日本で
人気ナンバーワンのようですね。
あの場を創っている従業員さんの笑顔の裏にある
努力にも胸が打たれました。
沿革からも常にチャレンジし続けていることがわかります。
強みがあってさらに
・強みを持続的に構築し
・その強みを徹底的に強化し
・その強みを生かして周辺分野に進出する
これが後藤俊夫先生のおっしゃる
企業が持続する定石その3のようですが
アドベンチャーワールドにはそれを感じました。
長寿企業が、最初の事業だけで生き残っている割合は19%
周辺分野へ多角化をしている割合は49%
まったく別の創造的破壊をしている割合が32%
企業の継続には持続的なイノベーションが必要そうです。
(おまけ)
つい先日とある会合で「LIMEX」という
新素材の紙の存在を知りました。
原材料に木材や水でなく石灰石を使った
地球に優しい日本企業が開発した紙。
アドベンチャーワールドのガイドブックは
これが使われていました。
こういう取り組みもさすが早いな~と感心しました。